競馬で大当たり!
本当にうれしいですし、高額のお金が入ってくるならもうウキウキものですよね。
あれに使おう、これを買おう、いや、これを軍資金にしてさらに一儲けという人もいるかと思います。
でもちょっと待ってください!
あなたが手に入れたそのお金、税金がかかる可能性がありますよ!
え、なんで?競馬で税金が?いくらかかるの?
と思ったあなた。
これから詳しく紹介させていただきますので、心当たりのある人は必ずチェックしてくださいね。
高額馬券が的中!でも気を付けないと・・・
せっかく手に入れた当選金ですが、税金の対象となることがあります。
その税金とは「一時所得」なんです。
50万円以上儲けた人は一時所得の対象になります!
ここから詳しく一時所得について説明しますね。
競馬で馬券が的中した場合の計算方法です。
- 儲けたお金から馬券を買ったお金を引きます。
- その引いたお金から50万円を引きます。
- その引いたお金の1/2が税金としてかかってくる金額になります。
3で計算された金額は総合課税なので、最終的に他の所得と合算して税額を算出されるんです。
たいていの方は20%程の金額になるのではないかと思います。
ただし、2つの注意点があります。
一つ目は馬券を同じレースで複数の組み合わせを買っていたとしても、その馬券を買った経費しか認められないんです!
ここ本当に注意が必要ですよ!
ちょっと詳しく説明しますね!
例えば
1組1万円の馬券を三枚買ったとします。
そのうちの一組が的中し、100万円の儲けがでました。
この場合、儲けたお金=100万円
馬券を買ったお金=1万円
ということになるのです!
なので、(儲けたお金100万円-馬券を買ったお金)-50万円×1/2
で出たお金が、一時所得の税金になります!
今回の場合は、(100-1)-50×1/2なので24.5となるので、245000円となります。
たいていの方は税率20%になります。
この場合は税率20%とすると、49000円の税金がかかることになりますね。
はずれた分の2万円は加味されないので注意が必要なんです!
二つ目は、1年間で2回競馬で的中させて大金を稼いだ場合、1年間の控除額が50万円と決まっているので、1回、2回と万馬券を的中させたとしても50万円までしか控除をうけることができないんです。
100万当てようが1000万当てようが、一年間で控除できる金額は50万円になります。
これも覚えておいてくださいね!
では一時所得はどうすればいいの?
確定申告が必要になりますよ。
これはサラリーマンも年末調整とは別に必要になります。
2017年度は2月16日から3月15日までの間に税務署に行って申告をすることになります。
居住地を管轄する税務署のみでの申告となりますので注意が必要です。
居住地の近くの税務署に、源泉徴収票・的中した万馬券の支払い証明・身分証明書・マイナンバーカードを持って行き申告することになります。
税務署に行くと確定申告について教えてくれる人がいるので、その人に頼って確定申告をしてもらうのが一番間違いもなく適切かと思います。
申告しなくてもばれないんじゃ・・・?という人がいますが、もし万が一ばれてしまった場合、あとで税金を徴収されることになります。
あの人は競馬で儲けているからなんて税務署に知られたら大変ですよね。
よっぽどのことがないとそんな状態にはならないと思いますがばれることを恐れるよりは、正しく申告をされる方が安全かと思います。
一時所得に時効ってあるの??
もし、万馬券が当たったのにも関わらずに申告していないとどうなるのでしょうか。
時効はあるのでしょうか?
結果として時効はあります。
一時所得(所得税)の場合ですが申告期限日から5年が経つと時効を迎えるんです。
ただ、悪質だと判断されてしまった場合は7年になってしまいますよ。
そして、条件としては5年間の中で税務署から1通も督促が来ていないということが条件となります。
しかし、もしばれてしまったときには、無申告加算税を支払わなければなりません。
支払いしなければいけない税金が50万円までは15%、それを超えると20%プラスされますので注意してくださいね。
そして、場合によっては延滞税がかかる可能性があることも忘れないでください!
いかがでしたか。
今回は競馬で儲けたお金にかかる税金について説明させていただきました。
みなさん、正しい申告をお願いします!
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